2016年3月5日土曜日

【お知らせ】「食」と「職」がつむぐ未来 手巻き寿司ワークショップを開催します!


みなさま、こんにちは。

震災から5年目の春、わたしたちタネマキドリは、今年もちいさなイベントを企画しました。これまでと少し趣向を変えて、テーブルを囲んでじっくり分かち合う時間を持ちたいなと思います。創作の手巻き寿司を楽しみながら、「食」と「職」のお話や震災を超えて見えてきたものをシェアする会です。フードユニット「つむぎや」のマツーラさんによる創作料理も準備中です!お楽しみに。



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「食」と「職」がつむぐ未来
手巻き寿司ワークショップ 〜まきまき 未来の種まき〜

「食」と「職」がつむぐ未来を考えながら、手巻き寿司を食べましょう。
今回の手巻き寿司、お刺身を巻く普通の手巻き寿司ではありません。みなさんのお気に入りのごはんのお共を持ち寄ってフリーダムで楽しむスタイルとなります。
手巻き寿司の具材は、ポットラック(持ち寄り)形式となります。参加者のみな
さまも一品お持ちよりをお願いします。故郷の懐かしい味、我が家の定番の味、変わりネタ などなど、お気に入り食材をぜひご紹介ください!

今回、フード全体を担当いただくのは、料理ユニット「つむぎや」のマツーラユタカさん。山形の食材のふんだんに使い、メンバーのみほが販売に携わった「寺田本家の発酵調味料ソース」を使用した創作料理もご用意いたします。どうぞお楽しみに!

震災から5年目の春

「日々のちいさな選択が、わたしたちの未来をつくる」をテーマに、2011年から5年間にわたって活動してきたタネマキドリですが、このイベントを一区切りに活動を終了します。

そして、最後となる今回。
「食」と「職」がつむぐ未来 について考えたいと思います。

タネマキドリには、パン職人、有機野菜やフェアトレードの食材を扱う仕事など「食」を生業とするメンバーが多いことから、それぞれの「職」の立場で考えたこれからの活動についても、シェアできる時間になればと思っています。

みなさまのご参加を、お待ちしております。


日時:2016321日(月・祝)13:0015:00
場所:カゴアミドリ(中央線 国立駅より徒歩5分)
   〒186-0004 東京都 国立市 1-15-6 菅野ビル2F
    地図http://kagoami.com/hpgen/HPB/categories/11782.html#bread
会費:2,000円(ドリンク付)
定員:10
持ち物:お気に入りの手巻き寿司の具、またはおつまみ一品(2-3人分の量)
    マイカップ、マイ皿、マイ箸
ご予約:tanemakidori@gmail.com
    ご予約の際は、ご希望の人数、携帯電話の番号をおしらせください。

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創作手巻きはお惣菜やおかずをごま油と塩であえたご飯と海苔や大葉で巻いて食べるオリジナルの手巻き寿司です。色んな具の組み合わせで巻いたり、お酒のアテにおかずだけつまんでもOK。これ、美味しい!という組み合わせを発見したら他の人にも教えて、皆で賑やかに食卓を囲みましょう。

持ち寄りおかずは気負わず普段作っているお料理で構いません。



2015年3月16日月曜日

2015 タネ福市 終了いたしました!

この週末は、天気に恵まれた二日間となりました。
今年で二回目となる「タネ福市」は、無事終了いたしました!


14日(土)のマーケットでは、OPEN直後から、たくさんのみなさまに
ご来場いただきありがとうございました。
 
 
前回大好評だった、いわきの野菜や豆、お餅に加えて、今年は会津地方からも、
たくさんのおいしいたべものが届きました。
 
いわきのomotoさんからは、包丁や衣類も初お目見え!
1時間以上かけて近県からご来場いただく方も多くいらっしゃり、本当にうれしく
思っています。


ゼルコバからは、喜多方市の大和川酒造の酒粕とカカオを組み合わせたパンと、
いわきと切り干し大根を使ったマフィンを準備。
Timokeさんは、いろいろないわきの野菜を使って、数種類を揃えました。
 
 
 
 
タネマキドリのメンバーが持ち寄った、ガレージセールも好評!
この売上金の一部は、今年も福島県いわき市で活動している、
放射能市民測定室「たらちねの会」に寄付を予定しています。
 
 
そして、当日の夜と翌日の三回に渡って行われた、写真家 大西暢夫さんの
 「被災地 映像報告会」では、すべての会で満員での開催となりました!
 
 
この映像の舞台となるのは、宮城県東松島市の沿岸地域に住み、津波で家族を
亡くされた人々。これまで、この場所を60回以上も訪れ、そのたびに信頼関係を
築いてきたからこそ撮影ができた、大西さんならではの映像の記録です。
 
震災後四年がたち、目に見える形では復興が進んでいるように見えますが、
最愛の家族を失った悲しみを背負い、毎日を懸命に生きている人々の暮らし。
それぞれの言葉や姿が、心に刻まれるようでした。
 
これからも変わらずこの場所に通い、活動を続けていく大西さんに関心を
持ち続けていくこと。それは、遠くはなれた場所に住んでいる私たちにとっても、
現地の人々とつながることができる、一つの応援のあり方だと思いました。
 
 
今日は、私たちが企画したちいさなイベントでしたが、この場所をきっかけに
何かあたらしいつながりが芽生える結果となれば、たいへんうれしく思っています。
 
なお、今回の映像はまだ製作の途中で、今後は正式な映画として上映できるように、
さらに編集を重ねていく予定だそうです。
完成した際は、また上映会を企画したいと思っておりますので、ぜひご期待ください!
 
そして、わたしたちの「タネ福市」も、今後も継続していきます。
 
このたびはご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
 
(タネマキドリ 一同)
 
 





2015年3月13日金曜日

「タネ福市」はいよいよ明日開催です!

私は、福島県いわき市の小さな集落、添野というところで育ちました。

農家の我が家は田畑と小さな山に囲まれております。



土や水に支えられた暮らしのありがたさに感謝したのは家を出てからでした。

震災後はひとしおです。




 添野にも春がきました。

 
タネ福市には、いくつかの豆と切り干し大根などの加工品、漬け物や梅干しなど
が届きます。

今は端境期で、野菜の種類がありませんが、大地の恵みを味わってください。

 
 
前回好評をいただいた、お餅もついてもらいました。
どうぞおたのしみに。


タネマキドリ 小川純子

【タネ福市 出店者紹介 vol.9】生活の中の布と鉄 omoto(福島県いわき市)

福島県いわき市に、「omoto」の名でものづくりをしている夫婦がいます。

長い間、アパレルの仕事に携わったあと、40代に地元のいわきに戻って、
鍛冶職人としての道を歩み始めた鈴木康人さん。
縫製会社やアパレルメーカーの勤務を経て、オリジナルの服作りを
はじめた鈴木智子さん。
その二人が出会い、2009年に立ち上げたのが「omoto」のはじまりでした。

omotoの代名詞的な存在といえるのが、康人さんによる包丁と、
智子さんの鍋つかみ。

包丁は、大・小の菜切り包丁に加え、コヨリ(小刀)やマキリ(皮はぎ)も並びます。
柄にもそれぞれ特徴があり、ヤマブドウの皮口柄やオールドビーズ入りのもの、
絵描きのtomotによる焼き絵などなど、ひとつひとつに個性があります。

菜切り包丁二種
 
星座が描かれた菜切り
 
智子さんの鍋つかみは、ぼくも自宅でも愛用しています。
二年目を過ぎて、手にもだいぶなじんできました。
普段なら気になる油汚れも、omotoの鍋つかみの場合、味わいと感じられて
しまうのが不思議です。
左は柿渋、右は藍で染められています。


布づかいと繕い方により
ふたつとして同じものはありません
 
そして、同じく藍や柿渋で染め上げた
・上っ張り
・もんぺパンツ
・スカート
・前掛け
などなど、 種類豊富に揃いました!
 
一日限りの販売ではもったにないほどに、たくさんの製品が並びます。
 
omotoの二人が生み出す、生活になじむ手仕事の数々をぜひご覧ください!

タネマキドリ いとう
 
 
 

【タネ福市 出店者紹介 vol.8】パン工房 ゼルコバ

昨年に引き続き、福島のいいものを使った2種類のパンをお持ちします。

喜多方・大和川酒造さんの酒粕でつくった酒粕クリームをココアパンにはさんだ
「酒粕クリームサンド」。

クリームチーズやハチミツと合わせ、爽やかな風味のクリームが出来上がりました。

トッピングにパプアのカカオニブ、いい仕事してます!

そしてもう一種は「切り干しマフィン」。
いわき市添野町の小川アキさんが作った切り干し大根と我らが鈴木農園(ゼルコバ)の
人参を一緒においしく炊いて、ほうれん草生地のマフィンで包みました。

今年もおいしい「つなぐパン」を作らせていただき皆さまに感謝です。
お待ちしています!

タネマキドリ りえ(ゼルコバ)

【タネ福市 出店者紹介 vol.7】大和川酒造店の日本酒(福島県喜多方市)

続いては、会津のお酒の登場です!

 喜多方の酒蔵 「大和川酒造店」の搾りたての新酒をご紹介します。
キリッとした辛口のお酒「種蒔人」と、シュワっと口の中で生きた酵母のうまみが
広がるにごり酒、ぜひお試しください。

 
 

200年以上にわたって酒づくりをしてきた大和川酒造店。
自社田や福島の契約農家と農薬に頼らない米づくりから取り組んでいます。

九代目代表・佐藤弥右衛門さんは、会津電力の代表でもあります。
酒蔵の代表がなぜ電力会社を?と思う方もいるかもしれません。
米や水などその地域の風土が、日本酒の味に大きく影響します。

その風土を守りたい。自然豊かな会津で、原発に頼らない、地域が
自立するための自然エネルギー発電に取り組まれています。
おいしいお酒を通して応援したいですね!

マーケットでは、大和川酒造店の酒粕をつかったパン工房ゼルコバの
コラボパンも登場します。 どうぞお楽しみに!

タネマキドリ みほ

【タネ福市 出店者紹介 vol.6】有機人参使用まるごとジュース (福島県・二本松市)

二本松有機農業研究会の「有機人参使用まるごとジュース」が今年も届きました!

 昨年のタネ福市でも大人気だった、濃厚な人参ジュース、
冬を越した有機人参の甘み、やわらかい繊維がまるごと入った自慢です!



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福島県二本松で生まれ、1960年から農業を営む大内信一さんは、
就農10年目に「本物の農業をやりたい」と、農薬や化学肥料を使わない
有機農業に転換しました。
その後、志を同じくする仲間たち15人とともに「二本松有機農業研究会」を
つくりました。

大内さんにとって「本物の農業」とは、ただ作物さえ作ればよい、経済的利益に
なればいい、という今の工業化された農業ではなく、安全な食べ物と環境を守るもの。

長年、地域や人とのつながりのなかで、何とか有機農業を根付かせようと
取り組み、手間をかけて地域づくりをすすめてきた大内さんたちは、
2011年3月11日の震災後に発生した東京電力福島第一原発事故により、
農地の放射能汚染という問題に向き合わなければならなくなりました。

畑の土壌がセシウムで汚染されたために、農作業時の被曝の問題、
そして、作ったものを出荷してよいのかという問題と向き合ってきました。
作ったものを喜んで食べてもらえないから、と農業をやめてしまった仲間、
福島では有機農業は続けられない、と別の地に移った仲間もいます。

それでも、大内さんは、作物と向き合うのをやめませんでした。
「植物のちからを信頼している」そして、「作物がすべておしえてくれる」と。

大豆やひまわりから絞る油には、放射能が移行しないため、畑で油田を
つくろうという取り組みや、土壌に籾殻をまくことで、セシウムを吸着させるなど、
これまで行ってきた有機農業を通して得た知恵と工夫を重ね、「移染」と揶揄される
ような表面ばかりの「除染」ではない取り組みを仲間と一緒につづけていきています。


きちんと測定を続けるなかで、ナスやキュウリやトマトなどの夏野菜、
そして、人参には、土壌の放射能汚染の作物への移行が少ない、ということも
分かってきました。

人参は、大内さんが特に思いを込めて、土づくりから取り組んできた作物のひとつ。
収量が多い人参を無駄なくジュースに加工することを思い立ち、同じ農家である
新潟の鶴巻さんが、雪深い冬の仕事としてはじめた農産加工場に依頼して
製品化しました。

すりおろした人参に、愛媛のレモン果汁と群馬の梅シロップ以外には余分なものを
混ぜていないこだわりのジュースです。
また、裏ごししたやわらかい人参の繊維がそのまま入っているのも特徴です。

※セシウム不検出(検出限界1Bq/kg)
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大内さんや二本松有機農業研究会のみなさんの想いがつまった
「有機人参使用まるごとジュース」(300円)、ぜひお試しくださいね。

(タネマキドリ のがわ)

2015年3月12日木曜日

【タネ福市 出店者紹介 vol.5】おのくん(宮城県東松島市)


本日、色とりどりのソックモンキー「おのくん」が届きました!


おのくんは、東松島市の「小野駅前応急仮設住宅」のお母さんたちが、
自分たちの暮らしていた仮設住宅にきてほしいと願って生まれた人形です。

(おのくんのfacebookはこちら >https://www.facebook.com/onokunpages

その発祥は、アメリカの貧しい労働階級のお母さんが、子供にプレゼントする
ために、お父さんの靴下を改良したことからはじまったソックモンキー。

そのかわいさにこれ込んだ、小野のお母さんたちが「おのくん」をひとつひとつ手縫いしています。


ちょっとノルディックな雰囲気のおのくん、はじける色合いのおのくん、
ほか多数とともにお待ちしております!
 
(タネマキドリ いとう)

2015年3月11日水曜日

【タネ福市 出店者紹介 vol.4】おしかエコたわし工房

続いては、宮城県北東部の牡鹿半島より届いた「お魚エコたわし」を
ご紹介します!


2013年2月に行った「被災地報告会」開催の際は、一番の人気アイテム!
(当時の様子はこちら→☆)

カラフルな「アクリル お魚エコたわし(¥300)」 は、毎日の食器洗いにとても便利。
お湯で洗い流すだけで、油分もとってくれるすぐれものです。


オーガニックコットン製の「ガラ紡 お魚エコたわし(¥500)」は 、とてもやさしい
肌触りが特徴。洗いものだけではなく、お風呂の身体を流すのにもよさそうです。
赤ちゃんや、お子さまも喜んでくれそうですね!



本製品のパッケージをデザインしているのは、絵描きのTomot氏。
タネマキドリの活動としてのはじめてのイベント、映画「ミツバチと地球の回転」
の上映会では、ポスターのイラストを担当していただきました!


いろいろなご縁がつながっている、「お魚エコたわし」。
ぜひご愛用ください!

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おしかエコたわし工房 「お魚エコたわし」
(製品紹介より)

東日本大震災による津波で、集落ごとガレキの山となった
宮城県石巻市牡鹿(鮎川・一八成・小渕)地区のおばちゃん達が
一目一目丁寧に心を込めて編み上げました。

食器やお風呂洗いなど、洗剤のいらない実用品として使っていただけたら
嬉しいです。復興には長い道のりとなりますが、自立の足がかりとして
「お魚エコたわし」を編み始めました。 

私たちは笑顔で頑張っていきます。

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タネマキドリ いとう

「 家族の軌跡 ~3.11の記憶から~ 」

東日本大震災の発生から、今日で丸4年が経過しました。

そして、写真家の大西暢夫さんによる「被災地 映像報告会」の開催まで
あと3日。


震災以降、東北各地に何十回となく足を運び、被災地の「その後」を
生きる家族に寄り添ってきた大西さんによる、記録映像の上映とトークのイベントです。


映像について、大西さんに解説をいただきましたので、ご紹介いたします。

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 『家族の軌跡 ―3.11の記憶から―』

この映像の記録は、人が前に進もうとする姿を捉えたものではない。

むしろ、足踏みをし、どのように進んでいこうか、模索している家族の記録だ。
街が復興に向け激変する中で、その速度に伴っていない家族が大勢いることを、

僕は知っていた。

被災した彼らの暮らしも、東北の復興支援と同時に着実に進んできたが、たったひとつの
引っ掛かりが、心の復興にブレーキをかけていたりする。

それはお金をかけても再建されることではなく、時間をかけながら、少しずつその事実と
向き合っていくしかないことは、撮影しながら感じてきたことだった。
 

娘が行方不明となり、どこかで生きていてくれるだけでいいと願う母。慰霊碑に刻まれた
娘の名前の漢字が間違って彫られていた。本当は死んだことはわかっているが、
認めきれない
気持ちを持ち続け、時間ばかりが過ぎていく。そんな絶望の中、免許証が
発見された。

76歳で瓦礫の分別作業員として働きはじめ、新しい家を建てるために働く。最近になって
あのときの夢を見るという。
 

老人ホームに勤め、寝たきりの老人を助けようと、自分の車に乗せ避難したが、容赦なく
津波が襲った。その母には、幼い家族が二人いた。
一番悔しいのは可愛い我が子を残して逝ってしまった母親だが、これからの暮らしを支える

祖父母の不安は募るばかりだ。二回目の子育てが始まりましたと。でも子どもたちが
18歳に
なるまで踏ん張ることを決めた。この現実に終わりはなく、大人になっていく
子どもたちを
見守っていくしかない。

ある男性は、自宅にいた母に「学校に避難しろ!」と伝え、自治会長でもあった責任感から、
地域の避難誘導をするために家を飛び出して行った。
妻は出かけていて、連絡が取れない。自分も津波に襲われそうになりながら、必死で山に

駆け上がり助かった。

しかし結果は最悪な事態となった。避難していると信じていた母は、自宅に親戚を二人
呼びよせ、3人で寄り添ったままコタツのある部屋で亡くなっていた。
そして妻も自宅に帰る途中の車で亡くなり、23日後に安置所で発見された。
今朝まで一緒に暮らしていた家族がいなくなった。一人残され、食事を近所の人に頼み、

晩酌をする。昨日も明日もその暮らしに変わりはない。

映像の締めくくりに未来を予測した喜びは別にない。残された者の使命を祈りに捧げる
夫がいる。どうかあの世でも今まで通り幸せな暮らしであるようにと。


こうした今の日常を淡々と記録しておきたかった。

(大西暢夫)

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写真家 大西暢夫さんの被災地 映像報告会『家族の軌跡 ~3.11の記憶から~』

3/14(土)17:30~(受付:17:00~)  (受付を終了いたしました)
3/15(日)13:00~(受付:12:30~)
       16:30~(受付:16:00~)


定員:各回 20名
 ※要予約 tanemakidori@gmail.com または 042-507-9087(10-17時)
      ご予約の際は、ご希望の人数、お電話番号をおしらせください。

料金:2,000円(大西さんの被災地レポート2冊、ゼルコバのパン、のみもの付)

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東京の西側、被災地から離れた距離に暮らすわたしたちですが、
このイベントの参加者のみなさまとともに、震災後を生きる人びととの

つながりについて考える二日間にしたいと考えております。

タネマキドリ 伊藤


2015年3月8日日曜日

【タネ福市 出店者紹介 vol.3】 西山カゴ店の「万漁かご」

【タネ福市 出店者紹介 vol.3】 西山カゴ店の「万漁かご」

福島県いわき市の小名浜漁港は、東北有数の漁獲高を誇っていました。

その港からほど近い場所にあるのが「西山カゴ店」。
この道60年の竹かご職人 西山昭一さんが製作するカゴが、ところ狭しと並んでいます。
タネ福市への参加は二回目。
今回も大ぶりで頼れる「万漁かご」をご用意いただきました。


昭和40年代にプラスチック製品が登場するまで、魚の水揚げや
運搬に使われてきたのは、職人の手による竹カゴが一般的でした。

この万漁かごは、魚を載せて運ぶコンテナ代わりとして、港内のいたるところで
活躍していたといわれています。
今の時代では、脱衣かごや根菜の収納用としてご利用のお客様が多いそう。

たくましくてよく働いてくれる、西山さんのような男前のかごです。
(タネマキドリ いとう)

2015年3月7日土曜日

【タネ福市 出店者紹介 vol.2】北川ベーカリー

北川ベーカリーさんといえば、卵や乳製品フリーの滋味深くおいしい
天然酵母パンですが、奥さんの北川桂さんは会津出身。
今回はご縁のある会津のとっておきをたくさん並べてくださいます!
...
大きめのお買い物袋が必要ですね。とても楽しみです。
(タネマキドリ りえ)

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

会津の食いいものを担当させてもらいます。会津出身北川ベーカリー北川桂です。
タネ福市では、素朴だけど、とってもおいしい、会津のおかあさんたちが
ていねいに作った食を中心に並べさせていただきますね。

◎平出油屋の菜種油・ごま油 
薬品を使わず、昔ながらの玉締め法で抽出した味が濃く風味豊かなおいしい油です。
菜種油はお菓子作りにもお料理にも。ごま油は生食でサラダなどにも最適。

 
◎菜の花工房の石けん・凍み餅・有機栽培米粉
菜の花工房のおかあさんたちが育てた菜種や野菜、お米で作った商品です。
石けんはきゅうりと赤じその2種類、凍み餅は砂糖じょうゆ味、塩味があります。
米粉で作ったシフォンケーキは絶品でした。

◎あがらんしょの玄米切り餅・ごぼう煮
あがらんしょ(会津の言葉で「召し上がれ」)のおかあさんたちが作った
ごぼう煮は会津の伝統野菜立川(たちかわ)ごぼうを甘辛く煮たおかず。
ごはん好きにはたまりません。
 玄米切り餅は他のお餅にはない、つぶつぶの触感が玄米のおいしさを
引き立てています。

◎さいとうエコフーズの味噌
西会津の小さな工場で麹から手づくりしているおいしいお味噌。
独特のフルーティーな味と香りをご賞味ください。
北川家でも自家製とさいとうエコフーズ味噌を楽しんでます。

当日、北川はお店に立てませんが、会津のいいもの楽しんでくださいませ!

2015年3月4日水曜日

【タネ福市 出店者紹介 vol.1】Samosa wala Timoke

こんにちは。
今日は、一気に春が訪れた! 一日となりましたね。

さて、3/14(土)開催の、「タネ福市」もいよいよ10日後となりました。
これから、当日に出店いただく方や製品のご紹介をしてまいりますので、
どうぞご期待ください!
まず、初めにご登場いただくのは、Samosa wala Timoke さん。
昨年に続き、二度目の参加となります。
今年は、いわきの食材とどんなコラボメニューが登場するのか楽しみです!
 
サモサはインドのスナック、インド人にとって朝食であり、おやつであり、
おかずでもある、いつでも身近にある日常食。Timokeのサモサは、
皮に全粒粉を使い、旬の食材を選んだ栄養満点のベジサモサです。
 
それでは早速、Timokeの北村朋子さんのコメントをご紹介します。
 
 
 
 
「旬の野菜や豆を使ったインドのスナック、ベジサモサ屋です。
 
国立を拠点に出店販売をしています。
 
福島のいわきには私が第二の故郷として慕うご家族がいます。
毎年夏には、いわきへサモサ出店もしています。
大好きな家族から届く野菜を使って、5種類のサモサを作ります△ 」
 
 
いつにもまして、愛情たっぷりでつくられたTimokeさんのサモサ。
 
ぜひご期待ください!
 
 
タネマキドリ いとう
 
 
 
 
 

2015年3月2日月曜日

大西さんのご自宅で試写会!

こんにちは。タネマキドリのいとうです。

いよいよ二週間を切った 大西暢夫さんの「被災地映像報告会」ですが、
昨日は打ち合わせを兼ねて、岐阜県・池田町のご自宅にお邪魔してきました!

自宅のある多摩からは片道で約400kmほど、車で6時間ほどかかる距離です。
なかなかのロングドライブとなりました。
しかし、大西さんが足繁く通い、今回の映像を撮りためてきた、宮城県の東松島市
はちょうど二倍の距離。 これまで少なくとも、30回以上は訪問してきたそうです。

さて、到着したのは、夕方過ぎ。
おいしい手巻き寿司の夕食とお酒をいただいたあと、はじめて案内された別室は
完成したばかりの ホーム・シアター!
スクリーンは大西さんの自作だそう!
 

この空間で、監督を目の前にして、映像の試写会を行っていただいたという
何とも贅沢な時間を過ごさせていただきました。


その感想はというと、もちろんひとことで言い表すことができないのですが、
みた人のそれぞれの心の中に、それぞれの受け取り方が生まれる、
そのような映像だと思いました。

そして、これまで以上に、たくさんの方にご覧いただきたいという気持ちが、
一層強くなった機会となりました。

みなさまのご参加をお待ちしております!

伊藤


写真家 大西暢夫さんの「被災地 映像報告会」
家族の軌跡 ~3.11の記憶から~

3/14(土)17:30~(受付:17:00~)
3/15(日)13:00~(受付:12:30~)
     16:30~(受付:16:00~)
定員:各回 20名
※要予約 tanemakidori@gmail.com または 042-507-9087(10-17時)まで

    ご予約の際は、ご希望の人数、お電話番号をおしらせくださいませ。

 

  
料金:2,000円

(大西さんの被災地レポート2冊、ゼルコバのパン、のみもの付)


2015年2月25日水曜日

【大西暢夫さんの映像報告会】予約開始です!

本日より、3/14(土)3/15(日)に開催する 「大西暢夫さんの映像報告会」
の予約を開始しました!

受付:  tanemakidori@gmail.com 
           または、042-507-9087 (カゴアミドリ 10-17時))
           ご連絡先(携帯電話番号など)、参加希望人数をおしらせください。

大西さんといえば、「ぶた にく (幻冬舎)」、「津波の夜に  3.11の記憶
(小学館文庫)」など、多くの著書がある写真家ですが、2007年に自ら撮影し
監督となった映画「水になった村」をご覧いただいた方も多いかと思います。

この映画は、岐阜県にある日本最大の徳山ダムが舞台。
村が沈んでしまうまで、できるだけ長くその土地で暮らし続けたい!
と願い生活しているジジババたちと出会った大西さんは、その豊かな暮らしぶりに
魅了され、東京から500キロ離れた徳山村に足しげく通うようになりました。
人々に寄り添うようにカメラを回し続けた、15年間におよぶ記録映画です。



「水になった村」予告編
そして、このイベントでご覧いただく映像も、記録映画の一部として残っていく
ことになるのかもしれません。

以下は大西さんのコメントです。

  僕が暮らす岐阜県の池田町は、東北の街と交流がない。遠いところの話だ。
  支援しようとする意識が遠ざかっていくのも不思議ではない。
 その距離をほどよく近づける場が、地元のカフェで開催を重ねてきた
 「東日本大震災 取材報告会」だ。参加者の意識は、東北への支援から、
 この会の継続のための支援に変わってきたと感じる。
 「次を聞きたいから、また開催して!」と声が上がった。

  報告会の入場料は、支援金、交通費にすべて消えるが、次につながる
  自転車操業を続けることによって、写真や映像の記録が残った。
  Vol.1~9までは、写真と言葉で伝え、vol.10~14は、映像報告会と改名し、
  動画で伝えた。その映像を、記録映画として残していけるのではないか。
 
  それを『家族の軌跡 ~3.11の記憶から~』とし、現在も撮影は続いている。

 (大西暢夫)




写真家 大西暢夫さんの「被災地 映像報告会」家族の軌跡 ~3.11の記憶から~

3/14(土)17:30~(受付:17:00~) (受付終了いたしました)
3/15(日)13:00~(受付:12:30~)
       16:30~(受付:16:00~)
定員:各回 20名

 ※要予約 tanemakidori@gmail.com または 042-507-9087(10-17時)
      ご予約の際は、ご希望の人数、お電話番号をおしらせくださいませ。
料金:2,000円(大西さんの被災地レポート2冊、ゼルコバのパン、のみもの付)


当日は、ぜひたくさんの方と共有できる時間にしたいと思っています。

いとう

2015年2月21日土曜日

2015 タネ福市 今年も開催します!

みなさま、こんにちは。

冷たい風の中にも、少しづつ春の日差しを感じる季節となりましたね!
タネマキドリも春に向けたイベントの活動をこつこつはじめています。


そしていよいよ、二回目となる『タネ福市』の時期が近づいてまいりました!
今年も、タネマキドリのメンバーとつながりのある、 福島のたべものや
手しごとを集めた、おいしいマーケット「タネ福市」を開催いたします!


 (イラスト:大野あゆみ)

 

チラシのダウンロードはこちら
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二日間の期間中は、写真家 大西暢夫さんをお招きし「被災地 映像報告会」
を同時開催いたします。

東日本大震災から4年。大西さんが被災地に何度も足を運び撮影した
映像(約90分)を上映後、現在の様子をお話していただきます。



このイベントの開催を通じて、わずかでも被災地の「今」に触れられるように。
みなさまのご参加を、心よりお待ちしております!


タネ福市 おいしいマーケット


会期:2015.3.14(土)11:00~15:00(入場無料)
会場:カゴアミドリ  
http://kagoami.com
   国立市中1-15-6 国立菅野ビル2F
   JR国立駅 南口 徒歩5分(Google地図>
http://goo.gl/cqrrqN
    TEL 042-507-9087
  
 

【おいしいもの】
 ●パン工房ゼルコバ(福島の食材を使った天然酵母パン)
 ●samosa wala Timoke(いわきの野菜を使ったサモサ )

  ●いわきから 豆・乾物・漬物
 ●カカオクッキー Wa(いわき市)
 ●北川ベーカリー(会津の食材を販売) 
 ●有機人参まるごとジュース(二本松)
 ●日本酒(喜多方)
 ●フェアトレードコーヒー、ワイン、ビール ほか


【手しごと】
 ●コットンプロジェクト福島(福島・オーガニックコットン手ぬぐい)
 ●omoto 生活の中の布と鉄(いわき)
 ●西山昭一さんの竹カゴ(いわき)
 ●ソックモンキーおのくん(東松島)
 ●おさかなエコタワシ(宮城県牡鹿半島)
 ※出店内容の一部は変更になる可能性がございます。


◎ガレージセール同時開催!
(売り上げの一部は、福島の子供たちを支援する団体へ寄付いたします)



写真家 大西暢夫さんの「被災地 映像報告会」
家族の軌跡 ~3.11の記憶から~


3/14(土)17:30~(受付:17:00~)
3/15(日)13:00~(受付:12:30~)
     16:30~(受付:16:00~)
定員:各回 20名(要予約 tanemakidori@gmail.com または 042-507-9087(10-17時))
料金:2,000円(大西さんの被災地レポート2冊、ゼルコバのパン、のみもの付)


   僕が暮らす岐阜県の池田町は、東北の街と交流がない。遠いところの話だ。
  支援しようとする意識が遠ざかっていくのも不思議ではない。

 その距離をほどよく近づける場が、地元のカフェで開催を重ねてきた
 「東日本大震災 取材報告会」だ。参加者の意識は、東北への支援から、
 この会の継続のための支援に変わってきたと感じる。
 「次を聞きたいから、また開催して!」と声が上がった。


  報告会の入場料は、支援金、交通費にすべて消えるが、次につながる
  自転車操業を続けることによって、写真や映像の記録が残った。
  Vol.1~9までは、写真と言葉で伝え、vol.10~14は、映像報告会と改名し、
  動画で伝えた。その映像を、記録映画として残していけるのではないか。

 
  それを『家族の軌跡 ~3.11の記憶から~』とし、現在も撮影は続いている。

 (大西暢夫)


タネマキドリは、東日本大震災をきっかけに集まった有志で活動しています。
日々のくらしにかかせないたべものやエネルギーなど、人と土地とのつながりを、
ていねいに見つめたいと考えています。


タネマキドリ 伊藤

2014年2月10日月曜日

【タネ福市出店者 ゼルコバ】酒粕クリームサンド&野らぼうサンド

いよいよタネ福市、明日ですね!
わたしたちゼルコバは、2種類のサンドをご用意しています。
まずは喜多方、大和川酒造さんの酒粕をつかった「酒粕クリームサンド」。
クリームチーズやはちみつと合わせて、こっくりと濃厚なおいしい酒粕クリームができあがりました。ココアパンにサンドして、パプアのカカオニブをトッピング。ほろ苦いココア味とよく合います。

そしてもうひとつ。
今回のタネ福市にも参加してくださる「野らぼう」さんから届いたお野菜をたっぷりつかった「野らぼうサンド」。
お野菜がとっても美味しいので余計な味付けをしてはもったいない!ということで、シンプルに窯で焼いたものをゴマ味噌と一緒にピタパンにサンドしました。
野らぼうさんから届けて頂いたお野菜、このたびの大雪のなかやってきてくれました。余計に愛しいですね~。だいじに美味しいパンにしたいと思います。

まだまだ雪がたくさん残っています。みなさまご来場の際はお足下お気をつけくださいませ。
タネ福市でお待ちしています!

【タネ福市】
日時:2014211日(火・祝日) 
         朝10時~(売り切れ次第終了)
会場:カゴアミドリ 国立店 
(※地図 →http://kagoami.com/hpgen/HPB/categories/11782.html#bread

2014年2月9日日曜日

【タネ福市 出店者情報】二本松有機農業研究会&コットンプロジェクト福島

こんにちは!タネマキドリのメンバー・みおです。
わたしの福島とのつながり=二本松の有機農家さんたちとのつながり、です。

二本松とは、自分がはたらいているAPLA(リンク:www.apla.jp)というNGOの活動を通じて出会いました。
苦悩を抱えながらも、震災直後から土を耕し、作物の力による除染や再生を手探りで進めてきた二本松有機農業研究会のメンバーのみなさん。
どんなにしんどくても、大地に立ち、作物と向き合い続けてきた方たちの「植物のちからを信頼している」、そして「作物がすべておしえてくれる」という言葉をきいたときのことは、忘れられません。

そのひとつのかたちが、今回のタネ福市でご紹介する「有機人参まるごとジュース」です。手ぬぐいや靴下につかわれている綿も、メンバーのみなさんが育てたもの。ぜひ手にとってみてくださいね。



from 二本松有機農業研究会
●有機人参まるごとジュース:有機の人参だからこそ自然な甘味があり、裏ごしした柔らかい繊維がまるごと入っていて独特な食感を楽しめます。ビタミンの損失を最小限に抑え、農薬・化学肥料不使用の梅を上白糖および甘藷糖を使って1年間ねかしたエキスと同じく無農薬のレモン果汁を加えて、人参くささを消しています。 






from コットンプロジェクト福島
●福手ぬぐい:福島県産の有機栽培綿とオーガニック認証の綿をブレンドした糸で織り上げられた生地は、薄手なのに、張りのあるしっかりした風合いに仕上げられています。柄は、太古の昔から縁起の良い果物として親しまれている福島特産の桃と、会津地方の郷土玩具である赤べこを取り入れた吉祥柄にデザインされていて、贈り物にもぴったりです。

●靴下:オーガニックコットンの保湿性と保温性を最大限利用した柔らかな肌触りのくつした。生成部分は、福島県産の有機栽培綿(2011年度産)とオーガニック認証の綿をブレンドした糸を使用。足の血行を良くするイメージカラーのつま先・かかと部分は、天然染料で糸染めされています(赤は唐辛子、グリーンは三宅島の火山噴火後に自生したヨモギから抽出)。

※コットンプロジェクト福島:綿花の栽培から製品づくりまでを通して、持続可能で健康的なライフスタイルを提案。地元の農地で有機栽培された綿花を原料に使い、衣服や小物に加工して活用することで、農業の6次産業化をめざし、都市と農村の地域間交流を推進しながら、日本の農産物の自給率向上に貢献する、という思いを形にするプロジェクトです。

【タネ福市】
日時:2014211日(火・祝日) 
         朝10時~(売り切れ次第終了)
会場:カゴアミドリ 国立店 
(※地図 →http://kagoami.com/hpgen/HPB/categories/11782.html#bread

2014年2月8日土曜日

【タネ福市 出店者 Samosa wala Timoke】サモサ×野らぼう野菜

2/11(火・祝)「タネ福市」の出店者をご紹介します。
続きまして、野らぼう野菜を使ってサモサを作ってくださるSamosa wala Timokeさん!


サモサはインドのスナック、インド人にとって朝食であり、おやつであり、おかずでもある、いつでも身近にある日常食。Timokeのサモサは皮に全粒粉を使い、具はオーガニックで旬の野菜・豆を使った栄養満点のオリジナルベジサモサです。

国立を拠点にサモサと旅する日々


2、当日はどのようなサモサが登場しますか?

お父さんの作る旬の野菜と豆のサモサ オリジナルチャツネつき

3、ひとことメッセージをお願いします。

今回使う野菜を作っている小川さんは私が第二の故郷として毎年遊びにいくいわきのお父さん。夏には野らぼう市にも出店しています。もはや家族出店!楽しみです。

【タネ福市】
日時:2014211日(火・祝日) 
         朝10時~(売り切れ次第終了)
会場:カゴアミドリ 国立店 
(※地図 →http://kagoami.com/hpgen/HPB/categories/11782.html#bread

【タネ福市 出店者 カゴアミドリ】いわきのかご、西山さんの万漁かご



こんにちは。カゴアミドリの伊藤です。
 当店は、各地の手編みかごを集めた専門店です。

そして、福島との「つながり」についてですが、
自然豊かで広~い福島県(北海道、岩手に続く3番目!)には、今もなお
たくさんの地域でカゴの文化が残っているのです。

そのような訳で、仕事柄、年に数度は現地に足を運んでいますので、
このたび「タネ福市」が開催できることを、とても嬉しく思っています!


さて、福島のかごといえば、女性に人気の高いかごバッグなどがよく
知られていますが、このたびご紹介したいのが、こちらのカゴです。

がっちりと男らしさ感がある「真竹のかご」。
浜通りに位置するいわき市にて、長年竹細工職人として活躍する
西山昭一さんがつくるかごです。
 (その名も万漁かご! 縁起のよい名前のかごですね。) 
なぜ「万漁」かというと、小名浜の漁港で水揚げされた魚を運搬するカゴだったから。
今はプラスチック素材のコンテナにとってかわられましたが、それ以前の時代には、
港内をズルズル引きずっても耐えられる、頑丈なかごが数多く求められました。
当時、10軒以上の竹細工店が並んでいましたが、今では西山さんが最後の職人です。



そして、3月11日。
小名浜の漁港にほど近い、西山さんの工房も津波の被害にあわれました。


 (工房の壁に残る、津波の跡)

一度は心が折れそうになりましたが、しかしまもなく、これまで西山さんのカゴを
愛用してきたお客様や、周囲の支えによって、工房を再建することができたそうです。

それからもうすぐ、三年の月日が流れようとしていますが、70歳後半となる現在も
精力的に活動を続け、その腕に磨きをかけています。
そんな西山さんの手がけるかごは、大漁だった時代の賑わいを感じさせるような
頼りがいのあるかごです。



【タネ福市】
日時:2014211日(火・祝日) 
         朝10時~(売り切れ次第終了)
会場:カゴアミドリ 国立店 
(※地図 →http://kagoami.com/hpgen/HPB/categories/11782.html#bread